水位
Appearance
蒸気機関車を運転する際は、ボイラー内の水位を適正に保つことが最も重要です。これは水面計を観察し、操作機器を用いて水位を調整することで行います。
水位は常に水面計で視認でき、その通常の範囲は、ボイラーの高さの 75%~85% です。
水位が水面計上限を上回ると、2つの危険が生じます。
蒸気を発生させるための空間が狭くなることと、水がシリンダーにまで溢れ出た結果、シリンダーが破損する恐れがあることです。
水位が水面計下限を下回ると、ボイラーが爆発し、致命的な損傷を与える可能性があります。
火室が高温の状態で火室上面(「内火室天井板」と呼ばれます)が水面より上に露出すると、高温と高圧で内火室天井板が軟化した結果、ボイラーが爆発し、車両が完全に破壊される恐れがあります。
In an emergency attempt to save the engine from exploding, immediately feed water and dump coal from the firebox.
To feed water to the boiler from storage, there's an injector. To dump water from the boiler there's a blowdown valve. Both controls are usually found in a vehicle's cab.
水位は熱膨張の影響も受けます。水温が上がると、ボイラーに水を追加していなくても、水位は上昇します。
水位は勾配によっても変化し、また、ボイラー内部でうねります。機関車が坂道を下っている場合、平坦な場所よりも水位が低く見えます。その逆も同様です。