逆転機
Appearance
逆転機は動力車 に搭載され、車両の進行方向を設定するために使用する制御装置です。
通常は、車両の運転台 にあるレバーで操作します。
逆転機には、前進と後退に加え、中立の設定があり、これは駆動システム から完全に分離するものであり、変速機 のニュートラル設定に似ています。
逆転機を搭載した車両は、前進と後退の両方向に同等の性能で走行できます。それ故に、車両の両側に灯火類 が装備されています。
その車両の設計面での、進行方向を反転した際の主な違いは、運転台からの視界や、冷却の良し悪しの違い くらいです。
動力伝達システムへの致命的な損傷 を避けるため、車両が走行中は、逆転機を絶対に操作しないでください。
同様の理由で、逆転機を操作する際は、スロットル やダイナミックブレーキ を解除する必要があります。
蒸気機関車 では、逆転機に相当するものをカットオフ と呼びますが、これはより多くの機能を備えています。
多くの車両は、特定の方向を向いた運転機器を 1組のみ備えています。
これらの車両を快適に反対方向に運転するには、ガジェットの増設操作卓 、または機関車用リモコン を使用すると便利です。ただし、車両がこれらの機器に対応している必要があります。